モリアオガエル
開田高原の静かな池に行くと、大きな白い泡の塊が木々にぶら下がっていました。

モリアオガエルたちの卵です。
モリアオガエルは、場所によっては天然記念物に指定されています。


木の上で生活する珍しいカエルで、池の真上にある木の枝に白い泡を作り、その中に産卵します。1週間ほどすると、泡の中でおたまじゃくしが生まれ、そのまま池に落ち、泳ぎ始めます。

池の中では、小さなおたまじゃくしを狙って、アカハライモリが待ち受けています。
アカハライモリは、昔は当たり前のように田んぼの中にいましたが、いつの間にか絶滅危惧種になってしまいました。

開田高原とモリアオガエルとアカハライモリ、風に揺れる木々の音や、川のせせらぎの音、虫の羽音や鳥の声、気が遠くなるほど長い間続いてきた、美しく神秘的な自然の営みに心打たれました。
第六の大量絶滅
地球では、たった今も「第6の大量絶滅」が起こっていると考えられています。
これまでの大量絶滅の原因は、火山や隕石でした。しかし、現在進行形の大量絶滅は人類が引き起こしていると考えられています。たった500年で、動物だけで約381,000種を絶滅させたという推計もあります。
私たちは、生き方を考え直す時を迎えていると思います。
木曽町と自然
私は、約10年前に木曽町に越してきました。都会では人と自然は切り離されています。まるで人間だけで生きているかのように。
木曽は、豊かな自然、水、植物、野生動物、鳥、木、花、山、そして星は、私が自然の一部であること、地球に生きていることを思い出させてくれ、生き方を変えてくれました。
私は、木曽の美しく貴重な自然を守り、動物や植物や人を守りたいと思っています。そして木曽を訪れた人にも、自然の一部であること、地球に生きていることを感じて欲しいと思っています。
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理想の木曽プロジェクトは、人・社会・未来の三つの軸で木曽町をもっと良くしていく取り組みです。

モリアオガエル. http://kaerutanteidan.jp/index.php/database/2014-03-27-17-42-12/23-treefrog/46-rachoar.
アカハライモリ. http://jpnrdb.com/database/prefecture/detail/731/1/?p=1&o=%E6%9C%89%E5%B0%BE.
第6の大量絶滅. https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/062600161/.
約381,000種. https://www.livescience.com/animals/how-many-animal-species-have-humans-driven-to-extinction?utm_source=chatgpt.com.