水無神社例大祭
7月22日23日、長野県木曽町にある、水無(すいむ)神社例大祭が開催されています。 ”天下の奇祭” と呼ばれ、毎年多くの人が訪れ、楽しみます。
お神輿を道路に投げつけ、壊しながら練り歩くお祭りで、すごい迫力です。一方で、そこはかとないユーモアを感じさせるお祭りで、「そーすけ!こーすけ!」という掛け声が楽しく、子供たちも大盛り上がりです。
精進
お神輿に乗る人は「精進」と呼ばれ、元旦から肉食(四つ足)をせず、不浄に近づかないようにするそうです。また、御嶽山の山岳宗教、御嶽教(おんたけきょう)も四つ足は食べないことを説いています。心のために食をコントロールするという文化は世界中に存在し、とても興味深く思っています。
食に目覚めたきっかけ
私が体や心の健康について目覚めたのは30代後半でした。
昔は、何も気を付けていませんでした。油ドロドロのラーメン屋さんに足繁く通い、丸ごとバナナをほおばり、スポーツ飲料やコーラを思うままに飲んでいました。あれは美味しかったと、今でも思います。
しかし、体調は良くありませんでした。しかも、そのときはそれが普通だと思っていました。
胃酸過多で胃が痛くなったり、お腹を下したり、吹き出物が出たり、気分が乱高下たり、すぐ疲れたり。油の種類や、血糖値とインスリンの関係、人工甘味料などについてちゃんと知っていれば、当然そうなることがわかります。
そんな私が、変わったのはシェアハウスに住んだことがきっかけです。シェアメイトが、いろいろ教えてくれたり、本や漫画を紹介してくれました。
・ 安部司さんの「食品の裏側―みんな大好きな食品添加物」
・ 真弓定夫さんの漫画シリーズ
・ Natsumiさんの「ベジタリアンは菜食主義ではありません」
・ 映画「モンサントの不自然な食べ物」などです。
知らないことだらけで、びっくりして食に目を向けるようになりました。
食を変えると体も、心も変わる
食を変えると、すぐに体が変わってきました。お腹は痛くならなくなり、変な湿疹などもいつの間にか消えました。
「あなたは、あなたが食べたものでできている」という言葉がありますが、その通りだと思いました。
より大きかったのは、心の持ちようが変わったことです。メンタルが安定し、揺らぎがあっても、ニュートラルに戻りやすくなります。
食生活が無茶苦茶なときは、メンタルが不安定になりがちです。イライラしたり、怒りっぽかったり、逆に落ち込んだり、鬱々としたり。
水無神社例大祭では「精進」が怪我をしたりすると、精進が足りないと言われたりするそうです。確かに心が安定し冷静であれば、怪我をする確率も減るでしょう。
みんな健康になって欲しい!
自分の食生活が良くなってくると、気になってくるのは、人の食生活です。スーパーのレジに並んでいる子供連れの方のカゴの中が、菓子パンやカップラーメンやポテトチップス、揚げ物の惣菜ばかりだったりすると、その子が心配でしょうがなくなってきます。
その場で「そのポテチはちょっと。。」などと言ったらただの怪しい人ですし、そもそも大きなお世話です。
そこで、まずは講演会や映画会、料理教室などを開き、関心のある方に来ていただき、情報提供をするところから始めました。講演会に来た人が、食生活を改善したこともあります。今でもその方々と一緒にプロジェクトを行っており、それは私にとって嬉しいことです。
「理想の木曽プロジェクト」の軸の一つは、「体と心と幸せ」
私は一度、動物擁護の活動に集中しましたが、今は両方の活動を行っています。両方とも根っこは同じ、より立場の弱いものを守る活動だからです。
今後も皆さんにとって有益で、より良い人生を送るための情報提供を行っていきます。
水無神社例大祭は、今夜ピークを迎えます!ぜひぜひ、お出かけください。
観光案内は、こちらから。
目黒峰人