【木曽町】9月10〜16日は自殺予防週間 〜この世は生きる価値があるか〜|目黒峰人ニュース

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日本は自殺率世界3位

世界の自殺率 国別ランキング・推移. GLOBAL NOTE. https://www.globalnote.jp/post-10209.html.
世界の自殺率 国別ランキング・推移. GLOBAL NOTE. https://www.globalnote.jp/post-10209.html.

毎年多くの方が自殺で亡くなっています。2024年には、20,320人 の方が亡くなっています。
1日に55人以上の方が亡くなっているという状況です。
原因は、心の健康も含む健康問題が最も多く(12,029人)、次いで、経済・生活問題(5,092人)、家庭問題(4,297人)。

最も多いのは、50代男性で、2,684人。
10代の若者の自殺は、年々増えており、2024年には、小学生が15人も亡くなっています。
小学生が自殺を選ぶ社会は、明らかに間違っています。

令和6年中における自殺の状況. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp › contenthttps://www.mhlw.go.jp/content/001464717.pdf.
令和6年中における自殺の状況. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp › contenthttps://www.mhlw.go.jp/content/001464717.pdf.

自殺を誘引する社会的要因

和を持って尊しとなす、という言葉が示すように、日本は同質性を重視する社会です。
同質性は、規律正しい社会を作るという良い面がある一方、目に見えない抑圧社会を作るという悪い面もあります。

  • みんな同じでなければならない
  • コミュニティーの常識や期待に適応しなければならない
  • 暗黙の了解の通りに行動しなければならない
  • ジェンダーによって期待される役割を果たさなければならない

これらの期待に答えなければ、目や態度で警告され、悪口や陰口を言われ、認められない場合は村八分にされます。
特に、過去1年の10代のLGBTQは、自殺念慮48.1%、自傷行為38.1%、自殺未遂14.0%。性的マイノリティーの権利拡大に対するバックラッシュは自殺を誘発しかねなく、極めて危険です。

近年では、インターネット・SNSが発展し、嘘、侮辱、名誉毀損、陰口、嫌がらせが激増しました。
誹謗中傷された被害者は、多大なストレスを抱え、中には自殺してしまう人もいます。
病んでいる人や自殺したいという人を、バカにしたり、「早く自殺しろ」と追い込む人々さえいます。

私自身、自殺を考えた経験があります。
しかし、こう表現すること自体が、私に対する社会的評価を下げます。
おそらく、「政治活動をする人は、そんなことを書いてはいけない」とアドバイスする人もいるでしょうし、それは正しいアドバイスだと思います。
しかし、こういうことを言えない社会はおそろしい社会ですし、そういう社会では自殺を防ぐことはできないのではないでしょうか。

苦しさに直面している人に伝えられること

死にたいと思っている方々に正しいアドバイスすることは、私にはできません。
しかし、自分の経験なら伝えることができます。

私は子供の頃、いじめられたこともありますし、人間や社会をクソ(*若い頃の表現です)と思っていました。
しかし大人になるつれ、人間や社会は思っていたより、100万倍クソだということがわかりました。

生きることに絶望する気持ちはわかります。
私の場合、人間や社会はクソだということを納得し、それは通常運転であると腑に落としたことで、逆に、自分自身が変えるべき点(自分自身のクソな点)がわかり、そして自分の生き方もわかってきました。

しかしそれでも生きる価値がある

実際、この世は甘くありません。

Youtubeの「街録」を見ると、想像を絶するほど辛い人生を送られてきた方々のお話を聞くことができます。
それと比べると私の辛さなど取るに足りないものだと思うこともあります。
しかし、人、それぞれの心や、環境、辛さ、苦悩があり、それは比べることができないものです。

テレビやインターネットを見てると、成功した人や強い人、幸せそうな人が出てきます。
しかし、比べてはいけません。
その人の価値と、あなたの価値とは、なんの関係もないから。

あなたは、存在するだけで価値がある。
それは100%真実です。

私は、この世界は生きる価値があるということを伝えていきたいと思っています。
もっと言えば、生きる価値を見つけるまでなんとか生きのびること、です。

すでに価値があるあなたが、あなたが生きる価値を見つけるためには、知り、経験し、探し続けるしかありません。

人を守る社会の仕組み

世の中には、人や社会に良いことをしようとトライしている人や、なんとか人を救おうとする社会の仕組みもあります。
「世の中は捨てたものではない」ですね。

しかし、苦悩の中にいる人は、そういう人や仕組みを見つけることがとても難しい。
ですので、少しでもそういう方々の目に入るように、そのような社会サービスへのアクセスを拡散する必要があります。

厚生労働省

「守ろうよこころ」
電話やSNS相談、NPO法人の窓口を紹介しています。

木曽町

木曽町では、以下のようなサービスを提供しています。
こころの体温計
(オンラインの質問に答えることでメンタルヘルスチェックができます。本人はもちろん、心配があるご家族のチェックができたり、アルコール、睡眠、いじめ、認知症のチェックもできます。)
木曽町健康・福祉LINE相談
(相談できる内容は以下の通りです。相談方法はリンク先に書いてあります。

  1. からだやこころの相談(健康相談・ひきこもり・依存症等)
  2. 高齢者(介護)や障がい者の暮らしに関すること
  3. こどもや家庭に関すること(子育て、親子関係、家庭内暴力、不登校、いじめなど))

オススメしたいアニメーション

私自身は、他者(もちろん自分も)の生や尊厳を守る生が、生きる価値がある人生なのではないかと思っています。
「弱者の側に立つ」という活動のポリシーや、「子どもの体と心の健康を守る活動」や、「動物を守る活動」につながっている考えです。

このアニメーションはオススメです。

🌲🌲🌲🌲🌲
理想の木曽プロジェクトは、人・社会・未来の三つの軸で木曽町をもっと良くしていく取り組みです。

バナー「理想の木曽プロジェクト」のロゴ、目黒の写真と名前

《参照》

世界の自殺率 国別ランキング・推移. GLOBAL NOTE. https://www.globalnote.jp/post-10209.html.
去年の自殺者数 児童・生徒は過去最多に 子ども支援の模索も. NHK. https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250129/k10014706581000.html.
自殺者数. 警察庁. https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/jisatsu.html.
令和6年中における自殺の状況. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp › contenthttps://www.mhlw.go.jp/content/001464717.pdf.
ReBitはLGBTQへのいじめをなくす記念日「Spirit Day」にあわせ調査公開. 認定NPO法人 ReBit. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000047512.html.