「動物にやさしい社会は、人にやさしい社会」
私が大切にしている考えです。
その理由をシェアしますね。
そもそも、動物愛護週間って何するの?
動物愛護週間の目的は、簡単にいうと
「動物には命があるので、愛し、守り、適切に飼おうね」と知らせること
です。
逆に読めば、
「動物には命がないので、愛さなくていい、守らなくていい、適切に飼わなくていい」と思っている人に情報を届けていこうね
ということになります。
動物にやさしくない社会は ”危ない”
「動物にやさしい社会は、人にやさしい社会」
の反対は、
「動物にやさしくない社会は、人にやさしくない社会」です。
動物にやさしくない問題は、たくさんあります。
例えば、殺処分、過剰飼育、動物虐待、野生動物の大量絶滅、乱獲など。
特に、動物虐待は、人間への虐待に繋がると、各国の科学者や警察はもちろん、環境省も警告しています。連続殺人犯の暴力経験は、動物虐待から始まることはよく知られています。
つまり、動物にとって危険な人がたくさんいる社会は、人にとっても極めて危険な社会になり得るということです。
動物について伝える講演会は やさしい社会を作る
妻と私は、動物の素晴らしさについて伝える講演会をしています。
それは、私たちが、「知識と共感」を大切にしているからです。
人は、まず知識=相手を知ることで → 共感できるようになり → そしてやさしくできるようになります。
逆に、相手を知らなければ → 共感できず → 不信感や恐怖をいだき → 場合によっては攻撃します。
(ちなみに、意図的に誰かに対する不信感や恐怖を植え付ける手法を、「悪魔化」「非人間化」といいます。相手を貶めたい時、戦争を起こしたい時などに使われる手法です。)
これは、動物に対しても同じです。
知識=動物を知ることで → 動物に共感できるようになり → そしてやさしくできるようになります。
講演会では、動物の感情や、家族への愛情、人間と動物はコミュニケーションできることなど、動物の生き生きとした日常生活を伝えています。
講演会では、子どもはもちろん、大人も子どもに戻ったかのように、笑い、感動し、感銘を受け、大盛り上がりになります。この講演会は、思っているよりも重要な講演会なのではないかと思いはじめています。
この機会に、動物や人や社会について考えてみませんか?
動物を守る活動をしていると、変わった人だと思われがちです。
しかし、人は動物の一種であり、もちろん人に貢献する活動もしています。
動物を守ることは、動物にとってはもちろん、人や社会にとってもとても大切なことです。
「動物にやさしい社会は、人にやさしい社会」
せっかくの動物愛護週間ですので、みなさんもこの機会に、動物と、人や社会との関係について考えてみませんか?
目黒峰人
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理想の木曽プロジェクトは、人・社会・未来の三つの軸で木曽町をもっと良くしていく取り組みです。

《参照》
動物の愛護及び管理に関する法律. e-GOV. https://laws.e-gov.go.jp/law/348AC1000000105/.
Glenn D. Walters. Testing the specificity postulate of the violence graduation hypothesis: Meta-analyses of the animal cruelty–offending relationship. ScienceDirect. https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1359178913001031?utm_source=chatgpt.com.
Michelle Cleary et al. Animal abuse in the context of adult intimate partner violence: A systematic review. ScienceDirect. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1359178921001300?utm_source=chatgpt.com.
2016 NIBRS Crime Data Released. FBI. https://www.fbi.gov/news/stories/2016-nibrs-data-released?utm_source=chatgpt.com.
動物の虐待事例等調査報告書. 環境省. https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2603/full.pdf?utm_source=chatgpt.com.