質問の『結果』がわからない問題
議員がした質問の『結果』はどうなったのか?を知っている町民は、ほとんどいないのではないでしょうか。
『結果』を知るためには、役場に問い合わせたり、自分で議員に聞いたりしなければなりません。
普通、町民はそこまでしません。
『結果』がわからなければ質問の意味はない
議員が質問した後は どうなるの?
『質問』: 議員が質問をしたら、
『進捗』: 行政が回答をして課題解決に取り組み(または取り組まず)、事業が進んでいなかったら再度質問をし、
『結果』: その結果として課題が解決します(または解決しません)。
議員の『質問』は、きそまち議会だよりやYoutubeを見ればわかります。
しかし、『進捗』や『結果』を知ることは難しい。
『結果』を知ることができなければ、『質問』を知る意味もありません。
町民が、議会に関心をもたないのは当然です。
『質問→進捗→結果』を可視化しないデメリット
結果がわからないことによるデメリットは以下です。
- 議員は、質問しっぱなしで構わない
- 議員は、進捗を監視し、結果を発表するという責任を取らなくていい
- 町民は、議員が何をやっているのかよくわからず、興味も持てない
- 町民は、議会に異議を感じず、議員になろうとする人も少なくなる、など
これらのデメリットを解消するために『質問→進捗→結果』をわかりやすく町民に伝える必要があります。
すでに実践いる人がいる
実はすでに個人的に実践している方がいます。
つくば市議会議員の、川久保みなみ議員です。
多くのメディアに取り上げられていますので、知っている方もいらっしゃるかもしれません。
川久保議員のウェブサイトには、「政策と実績」というページがあります。
ここに、一つ一つの事業について、質問、着手、進行中、解決までしっかり書いてあります。
例えば、「紙おむつのサブスク」「道路破損通報システム」「病児保育の支援拡充」などです。
『質問→進捗→結果』が明確にわかる、素晴らしいページです。
私は、木曽町議会自身がこのようなページを作り、議員の仕事の可視化し、木曽町議会を透明化すべきだと考えています。
『質問→進捗→結果』を可視化して、木曽町議会を活性化!
『質問→進捗→結果』を可視化するメリット
メリットは以下です。
- 『質問』によって、議員の取り組みを知ることができる
- 『結果』によって、実行力・実現力、議員にふさわしいか否かなどがわかる
- 投票の際、有益な判断材料になる
- 議員の頑張りを見て、または、議員の不甲斐なさを見て、自分だったらもっとできる!、と議員になろうとする人が増えることが期待される
- 持続可能な木曽町議会、木曽町を作る
木曽町議会改革が必須
木曽町議会は、町民の関心の低さ・投票率の減少・議員の成り手の減少などを解決したいと思っています。
何かを解決する時は、まずは自らが変わることが必要です。
自分が変わらないのに、周りを変えようとすることはできません。
私は今後、木曽町議会に、『質問→進捗→結果』を可視化するウェブサイトや冊子などのメディアを、木曽町議会自身が発行をするよう働きかけていきたいと考えています。
目黒峰人
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理想の木曽プロジェクトは、人・社会・未来の三つの軸で木曽町をもっと良くしていく取り組みです。
